伝えたいことのその先を考えると伝えたいことが変わる

たまに社内外で聞くことがあります。

「こうして欲しいから最近強く言っている」

「言うべきだと思ったので厳しく指摘した」

違和感があります。

例を1つほど挙げてみます。部下へのフィードバックです。

「あなたは仕事の視野が狭く、この仕事ばかりしていることは将来にとってマイナスです。今後仕事の幅を広げるためにこの仕事をしてください。」

ちょっと極端な例ですが話しの内容は正しいとしましょう。この伝え方をして部下は素直に聞き入れるでしょうか。おそらく言った側の自己満足になるような気がします。

伝えるということは最終的には対象者の行動を改善するか仕組み化を促すか、要は変わって欲しいから言っているはずです。ただし伝えるべきことに執着すると結果的に自分視点になりがちです。相手がこれを聞いたらどう思うかを考慮していないことが意外とあります。

先のフィードバックを言われたメンバーは、おそらくこれまでの仕事や自分の頑張りを全否定された気持ちになるでしょう。全否定されればその内容が正しくても感情的に受け入れられません。受け入れられなければ変わろうとする気は起きにくいでしょう。変わらなければ伝える意味はありません。伝え損です。

伝え方はその内容よりも重要かもしれません。内容が不十分、もしかしたら全く思っていないことでも相手の変化が求めるものになればよいと思います。

例えばこういう伝え方だとどうでしょうか。

「あなたの仕事はとても素晴らしくこれまでにたくさんの貢献をしてくれました。ただ会社がアサインしている仕事の関係上少し特化的になってしまっている現状もあるので、今後こういう仕事にも取り組み、より能力の向上と会社への貢献を両立してほしいのだけどもどうでしょうか。」

うーん、こんなもんですかね。

Slackなどの文字でのコミュニケーションが活発になってくると、より伝え方が難しくなってきます。ただしこれは仕事をする上でとても大事なスキルだと思います。伝えたいことの先を考えて、うまく伝えられるようになりたいですね。